
今日も今日とて、仕事を早番にして向かうは原宿アストロホール。今日のライブは
若手新人UKバンド、クークスです。メンバーのみならず、客も若いんだろうなあとか
思いつつ会場に着くと、予想通りに若々しい客層にたじろぐ26歳。ってこれは
RUFIOの時にもやりましたね。
開演時間を十分ほど過ぎたところで客電が落ち、SEが切り替わる。その後颯爽と現れた
四人は、やっぱり若い。個人的に、彼らのアルバムはフォーキーな佳曲も多数あったので
ライブ一曲目に、そういう曲を持ってくるんじゃないかと予測してたんですね。
で、結果。ボーカル&ギターのルークがアコギ抱えて歌い始めたのは、アルバムの
最初を飾る「SEASIDE」。予想は当たったようです(笑)。
そのままアルバムの曲順通り、「SEE THE WORLD」になだれ込む!結構ヘロヘロな
演奏なのかな~とか思ってたのは間違いで、なかなかにタイトな演奏。これは
嬉しい予想外。特にリードギターがなかなか渋いフレーズを繰り出すのがいい感じ。
自分の個人的に大好きな「EDDIE'S GUN」は割と早い段階で披露。PVの印象が
あったので、ルークがギターを持っていたのが少々意外。ハンドマイクのボーカリスト
だと思ってたし。
それにしても、ボーカルのルークのカッコ良さといったら。エレキにアコギ、時には
ハンドマイクで歌う彼はとにかく不敵かつクール。レイザーライトのジョニーと
ホット・ホット・ヒートのスティーブにストロークスのジュリアンが重なって、ぐっと
若くなった感じ(意味不明)? 実年齢よりも渋めのボーカルは、時に裏返ったり
危なっかしい時もあったけど、それがまた味になってるという。
とはいえMC時には、やっぱ若いな~って印象。英語の解る客を見つけて、
心なしかほっとしているようにも見えたし。そういえば、覚えた日本語たくさん
使ってみました的なノリはなかったな。「アリガト」くらいだった。
後半に披露したヒットシングル、「SOFA SONG」が個人的ハイライト。何だか
凄くいい感じだった。ルークも本能のままにシャウトして、歌っていた。
本編終了後、アンコールではルークが一人でアコギを抱えつつ登場。
「JACKIE BIG TITS」を演奏。うーん、こいつやっぱカッコいいなあ。
最後は「CALIFORNIA」で終了。思った以上に肉体派だったドラムスの
ポールが、最後にステージで観客の拍手と一緒に拍手していたのが
微笑ましかったなあ。
そんなわけで、トータルで一時間に満たないライブだったけど、とても
良かった。今後曲のレパートリーが増えれば、ますます面白くなるんじゃ
ないかと思う。例えばスーパーグラスみたく、音楽性をより深めていくみたいに。
ただ、しばらくは変に渋くなったりしないで欲しいと思ったり・・・2分半の
若く切ないポップソングに、今後も期待です!!
(文責・某アルバイト)